【梅野隆太郎vs原口文仁】打てる捕手はどちらだ?2019年振り返り<阪神タイガース>

梅野 原口 2019

阪神の打てるキャッチャーは”梅野”選手と”原口”選手のどっちだと思いますか?

ということで、2019年シーズンの2人の成績を比較をしてみようと思います。

 

阪神の正捕手と言えば、いまや梅野選手ですね。ゴールデングラブ賞も2年連続で獲得していますし、セリーグで一番を誇る投手陣があるのも梅野選手の支えがあってこそでしょう。なので守備での安定感は抜群です。打つほうも年々向上しており、2年連続で規定打席にも到達しております。

一方、原口選手はといえば苦労人ですよね。腰痛に悩まされ育成登録で過ごすシーズンもありました。2019年には大腸がんという大病を経験しましたが、見事に克服して一軍に帰ってきてくれました。たくさんの人に感動を与える存在です。

そんな原口選手ですが、バッティングでは光るものを持っています。2018年には得点圏打率が4割5分5厘にも達し、代打の切り札として金本前監督に重宝されたものです。

 

そんな阪神の同じポジションを争う同い年の梅野選手と原口選手の2019年の成績について見ていきましょう。

 

梅野隆太郎 2019年の活躍

2019年の梅野選手は走・攻・守でチームに多大な貢献をしました。

2019年シーズンのチームMVPは梅野選手だと言っても過言ではないです。

打ってはサイクル安打、走っては2桁盗塁、守っては梅ちゃんキャノン・梅ちゃんウォールでとても頼もしい存在でした。守備では捕殺の日本記録も更新しました。

そんな梅野選手の2019年シーズンについて振り返っていきます。

シーズン成績

こちらが梅野選手の2019年の成績です。

梅野 2019 成績

本塁打は9本でした。惜しくも2桁には届きませんでしたが自身キャリアハイです。

打点は59打点です。梅野選手は主に下位打線での起用でしたが、それにしては打点がかなり多いです。大山選手に次ぐチームで2番目の打点数です。打つほうのチームへの貢献度は高いのです。

盗塁は14個も記録しています。キャッチャーで2桁盗塁を出来る選手は珍しいですね。走ることでもチームに貢献しているのです。

そして得点圏打率は3割3部というハイアベレージを残しています。2019年の阪神選手の中で一番チャンスに強い選手であると言えます。打点が多い理由は梅野選手がチャンスに強いからなのです。

 

シーズン通しての打率

次に梅野選手の2019年のシーズンを通しての活躍について振り返ります。

梅野選手の2019年シーズンの打撃チャートがコチラです。

梅野 2019 打撃チャート

この打撃チャートを見て分かるのが、

ものすごく山あり谷ありのシーズンだったということです。

梅野選手は春先の4月に打撃絶好調となります。その後、何度も好不調の波が訪れます。打つときは物凄く打ちますが、打てないときはとことん打てなくなるという感じの選手であることが分かります。阪神の選手で言うと近本選手がこういうタイプでした。面白いですね。

 

シーズン通しての梅野選手を解説していきます。

梅野選手は2019年シーズンの開幕からスタメンで起用されます。順調にシーズンが始まったかと思われた矢先、足の指を骨折します。

開幕して4試合目、東京ドームでの対巨人戦で1塁ベースを駆け抜ける際に左足の薬指を骨折する怪我をするのです。

骨折なので試合に出場できないかと思われましたが、その後の試合は痛みを堪えて強硬出場し続けます。

 

左足を庇いながらの試合出場になるため、プレーに支障が出ると思われました。しかし結果はその逆で、梅野選手はすさまじい活躍を見せました。

4月はもう、打って打って止まらないって感じの無双状態。

絶好調のあまり、4月9日の甲子園での横浜戦ではサイクルヒットまで達成してしまいます。

3ベースヒット、シングルヒット、ホームランを記録し、あと2ベースヒットが出ればサイクルヒットの場面で梅野選手は長打を放ちました。サイクルヒットに王手をかけていることに気づいておらず、3塁まで行こうとしたんですよね。梅野選手が3塁に到達する前に、ナバーロ選手が本塁でアウトなったおかげで、サイクルヒット達成という珍現象も見られました。(笑) 運がよかったですね。

最後が3ベースヒットだったら記録はどうなっていたのでしょうか。オーバーサイクルヒットみたいな扱われ方するんですかね(笑)

ということで、梅野選手は平成最後のサイクルヒット達成者となりました。

 

梅野選手は3月・4月のセリーグ月間MVPに匹敵ほどの大活躍を見せます。実際の月間MVPは巨人の坂本選手が獲得しますが、次点は間違いなく梅野選手でした。

その後5月までは打率3割台を維持してキャッチャーながらハイアベレージな打撃成績を残します。

解説のプロ野球OBの方が“怪我の功名”というふうに仰っていましたね。左足の指を骨折しているので、体の重心を溜めたスイングができるというふうに解説していました。それが打撃好調の要因だったのでしょうか。

 

梅野 スランプ

そんな打撃好調なシーズンを送っていた梅野選手ですが、交流戦あたりから打撃に陰りが見え始めます。

交流戦打率は2割1分5厘で今までの活躍が嘘だったかのようにパッタリ打てなくなりました。交流戦が終わり、7月に突入しても梅野選手はまったく打てませんでした。2019年の一番のスランプ期でした。

梅野選手以外のキャッチャーが起用され始めたのもこの頃からです。

坂本選手原口選手が起用され始めました。原口選手が帰ってきたのも交流戦からでした。大病を克服して一軍に帰ってきてくれて、「感動をありがとう、グッチ」という状態でした。

 

梅野選手はシーズン開幕からフル回転の活躍だったので、夏に疲れが現れてきたという印象を受けました。

夏場以降は疲労を考慮するためなのか、梅野選手はスタメンを外される試合も見られました。

梅野選手をスタメン起用しない理由はおそらく、疲労の考慮+打撃不振だった思いますが、矢野監督から説明がなので、ファンからしたら謎でした。急に坂本選手びいきを始めたのかと思って不満だったファンもいるでしょう。

まぁ梅野選手の夏場の打撃状態は異常に悪かったで仕方なかったですね。

その後、後半戦に入ってからも打撃は、山あり谷ありという感じでした。

シーズンの最終盤で打撃状態は絶好調になっています。間違いなく梅野選手が阪神の逆転CS出場を決めたことに貢献していることが分かります。

 

高い盗塁能力

梅野選手は2019年に盗塁を14個も記録しています。キャッチャーでここまで盗塁が出来る選手も珍しいです。

捕手登録の選手が2桁盗塁を記録したのは2009年の狩野さん(阪神)以来、なんと10年ぶりの出来事です。

 

梅野選手の盗塁成功率を見てみましょう。

盗塁企画数が17回でその内14回も盗塁を成功させています。

盗塁成功率は85%です。素晴らしい…!

 

梅野選手は盗塁が成功する確信を持って走っているように感じます。

梅野選手は足が速いのに加え、相手バッテリーを観察するのが上手なんでしょうね。キャッチャー経験を盗塁で生かしているのです。

 

足の指の骨折を抱えながら試合に出場していたときにも、

「監督、なんであの時盗塁のサイン出さなかったんですか!走れますよ!」

と訴えていたようで、矢野監督は感心していました。

 

また、原口選手が甲子園でサヨナラタイムリーを放った試合で、梅野選手は3塁に盗塁を決めています。

その試合の監督インタビューで矢野監督は半泣きになりながらカメラに向かって、あの盗塁ができる勇気が「スゴイ!スゴイ!」と言って褒めてましたよね。

 

梅野選手はこの2019年シーズンで完全に走れる捕手であることを証明しました。

「盗塁をするぞ!」と警戒させられれば、相手バッテリーは直球での勝負が増えます。狙い球を絞ることができ、戦術の幅が広がるのです。

梅野選手は走ることでチームに貢献しているのです。

 

梅ちゃんウォール(壁性能)のコツとして足を使った素早さを挙げており、守備にも生きています。

 

2018年シーズンはここまで走る選手ではなかったような気がします。

矢野監督が一軍監督に就任してから梅野選手の走る意識が変わったのでしょう。

2018年はバントが上手いことを強みにしていたイメージがあります。金本前監督のもとセーフティースクイズのようなことにチャレンジしていましたね。

 

そうなんですよね、梅野選手は
打撃・盗塁のほかにもバントのような小技も得意としているのです。守備も申し分ないですし、もうキャッチャーとしてはパーフェクトだと感じるのは私だけでしょうか。

 

 

原口文仁 2019年の活躍

次に原口選手の2019年シーズンの成績を見てみましょう。

2019年の原口選手は、大腸がんという大病を乗り越えて一軍に復帰しました。その姿は多くの人々に勇気を与えました。

それだけでも凄いことなのですが、2019年の原口選手は勝負所での代打で、活躍してくれましたね。6月9日の甲子園での代打サヨナラタイムリーは、もう感動でハンカチなしには見れませんでした。(泣)

原口 感動

 

2019年シーズンの打席数は94打席でした。梅野選手と比較すると勿論少ない打席なのですが、打率は梅野選手より高いです。ホームランも1本記録しています。

原口選手は2018年シーズンに代打での阪神の最多安打を打っています。2018年は強烈な代打成績を残しており、勝負強すぎる代打の神様でした。

2020年シーズンでも勝負強い打撃を期待したいところです。

 

まとめ

ということで、梅野選手と原口選手の2019年シーズンの成績を見てみました。

バッティングで言うと両者とも輝くものを持っています。

総合力を考えると、2020年シーズンも正捕手の座は梅野選手でしょう。

原口選手はキャッチャー以外での出場も目指さなければいけないでしょう。勝負所での代打起用やファーストでの守備などに対応が求められます。

原口選手は柔軟な起用ができる選手にならなければいけません。

 

阪神なかでもこの2人は非常にキャラが立っている選手です。

梅野選手は「明日も勝つバイ!」とかでファンを喜ばせてくれます。

原口選手は「必死のパッチ」で阪神ファンの心を掴もうとしてくれました。今は「必死のグッチ」です。

阪神は若手選手が多いからなのか、シャイな選手が多い印象があります。

梅野選手や原口選手はサービス精神旺盛という、しっかりした印象を持っています。

 

ファンの心を鷲掴みする、この同学年キャッチャーの2人ですが、

2020年シーズンはどちらが阪神の打てるキャッチャーと呼ばれるようになるでしょうか。

楽しみに見ていきたいところです。

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