大山悠輔 2019年シーズン振り返り【阪神タイガース】

大山 2019年

今回は大山選手の2019年シーズンの成績を見ていきます。

大山選手は2016年ドラフト1位で阪神に入団し、1年目から試合に出場します。2年目も着実に試合に出場して経験を積みます。

プロ入り3年目が2019年シーズンとなります。果たしてその成績はどうだったのでしょうか。

 

大山選手は「金本チルドレン」の1人ですが、

阪神打線にもっとも必要な右の大砲になれる存在です。

金本前監督からも将来の4番を期待され、ドラフト1位指名を受けました。

なので首脳陣やファンの期待感は強く、他の若手にはない見えない重圧を背負っています。

 

大山選手は2018年シーズンの秋に大活躍しました。秋男のイメージがあります。2018年は9月だけで9本のホームランを放っており、ホームランを量産できることを示しました。

2018年9月16日の試合では6打数6安打3ホーマーという超大活躍を見せました。これはプロ野球史上初の快挙です。

その試合では藤浪選手もグランドスラムを放つなど阪神ファンにとってはお祭り騒ぎの試合でした。20対4で阪神の勝利(対横浜DeNA)

 

そんな大山選手ですが、

2019年シーズンには阪神ファンの小学生が『春の大山』という詩を書いて話題になりました。

あったかいし6時だ。サンテレビを見よう。西のピッチングに近本のヒット。でもこれが一番、春の大山。ホームランに、ヒット たまにダブルプレイ。まあまあ春だから。春の大山打つんだ

大山選手のファンなのでしょう。温かく応援する気持ちの伝わる詩です。

やはりファンの大山選手への期待は大きいのです。

 

2019年シーズンは打てないときも4番で起用され続けました。苦しいシーズンだったと言えるでしょう。批判に晒され続け、たくさんのバッシングを受けました。

それでも全試合出場を果たすなど、大山選手にとっては色々な経験を積めた2019年シーズン。

どんなシーズンだったかを振り返ります。

 

大山悠輔 2019年シーズン成績

大山選手の2019年シーズンの成績はコチラのとおりです。

大山 2019年 成績

出場試合数が143試合です。全ての試合に出場していることになります。2019年シーズンの阪神の選手で全試合出場を果たしたのは大山選手と糸原選手の2人だけです。

ホームランは14本でチーム最多です。

打点は76打点でこちらもチーム最多となっております。

大山選手はチャンスの場面で結構仕事をしています。得点圏打率は3割1分8厘です。

得点圏での成績は2019年シーズンのセリーグの選手のなかでトップクラスであることが分かります。

エラーは20個も記録されており、ぶっちぎりでセリーグのワースト1位になっています。

大山選手は守備範囲が広くて品のある送球が持ち味なのでサードの名手になれる逸材なのですが、2019年はしょうもない送球ミスをしたり、凡フライを落としてしまったりとボーンヘッドが多かったです。

シーズン通しての活躍はどうだったのでしょうか。

シーズン通しての打率推移

こちらが大山選手の2019年シーズンの打撃チャートです。

大山 2019 打撃チャート

2019年の阪神の4番は大山選手でした。開幕から8月10日までの実に106試合連続で阪神の4番打者として起用され続けました。プレッシャーは半端じゃなかったでしょう。

この打撃チャートを見て、大山選手の2019年シーズンの打率はそこそこ安定しているということが分かります。4月の後半あたりから打率は2割6分辺りを常に維持していることが分かります。

 

大山選手は開幕当初の調子が悪く、4月の後半から5月にかけては好調でした。しかし交流戦に入ると打撃不振になりました。

これはチームにも同じようなことが言えます。開幕から4月の半ばにかけては一時最下位になるなど、調子が悪かったです。4月後半から5月にかけてのゴールデンウィークで大きく勝ち越し、Aクラスで戦えるようになりました。しかし交流戦ではチーム状態を崩し、大きく負け越しました。

つまり大山選手の調子がチームの調子に直結してた、と言えます。

やはり、4番打者はチームの核であることが分かります。。

 

大山選手は後半戦に入ると一気に調子を崩してしまいました。そして8月10日の試合で4番はマルテ選手に譲ることになり、6番へ降格となりました。

 

大山選手に与えられた役割というのは、長打力ですよね。打率を残すことも重要ですが、ホームランをたくさん打つことが期待されたシーズンでした。

ホームランは打点を稼ぐことにつながり、チームの勝利に直結します。なので大山選手には長打力が求められ、近本選手や糸原選手などの他の若手とは期待されるものが違いました。

そこで大山選手のホームランのチャートを見てみます。

 

シーズン通してのHR推移

こちらが大山選手の2019年シーズンのホームランの推移を表すチャートです。

大山 2019 本塁打チャート

2019年シーズンの初ホームランは4月11日でした。少し遅い初ホームランでしたが、そこから量産体制に入ります。

4月・5月は順調にホームラン積み上げました。なので、「これはシーズン終わる頃には30本ペースや!」とファンに期待されました。

この頃はライバル球団である巨人の4番、岡本選手にも負けてなかったんですよ。前の年に3割30本100打点を達成した岡本選手と張り合ってるということでファンの期待はさらに膨らみました。

 

しかし6月頃から一気にホームランのペースが落ちてしまいました。

期待させといて、これかよ!

ということで裏切られた思いをしたファンもいたでしょう。どんどん大山選手のアンチが増えていきました。

ホームランがなかなか出ない状態になっても、首脳陣は大山選手を4番から外すことはしませんでした。

結果が出せない大山選手、4番起用に固執する首脳陣、いらだちを覚えるファン、こんな状態がずっと続くわけもなく、、、

8月10日に大山選手が4番から外される日がやってきます。シーズンが始まってから106試合目のことでした。

大山選手は6番で起用され、4番にはマルテ選手が入りました。

大山選手を頑なに4番起用することにこだわり続けた矢野監督でしたが、さすがに我慢の限界だったのでしょう。

 

しかし大山選手はこの試合でサヨナラ3ラン放っています。6番に降格してからの意地の一発でした。

 

2019年シーズン総括

大山 春

2018年シーズンは秋に大爆発した大山選手でしたが、2019年シーズンは春がピークでしたね。

ホームランを打つペースは4月・5月がもっともよかったです。

6月に入ってから他球団の大山攻略法に完全にハマってしまいました。

大山選手は、シビレを切らしたファンやマスコミの叩きでどんどん萎縮していった印象があります。チャンスで凡退してベンチ返ってくるときの表情がとても暗かったです。

凡退しても周りのことなんか気にせず、「ガーッハッハッハッハ」って笑ってベンチに帰ってくるくらいの肝っ玉の強さが欲しかったですね。真面目すぎた印象があります。

真面目なのは大山選手の良いところでもあるんですけどね。。。

本人にしか分からない辛さがあったでしょう。あれだけ周りから批判されたら不調にもなりますよ。

その4番打者のプレッシャーが守備(エラー最多王)にも悪い影響を及ぼしたと言えます。

 

大山選手は、そこそこ4番の活躍はしているんですよ。

試合を決定づける殊勲打を打った回数はセ・パ全選手のなかで第4位です。

しかし活躍した試合では、クローザーのドリス選手が打たれたり、近本選手が大爆発したりして、大山選手は埋もれてしまいがちでした。

なので阪神ファンにとっては活躍した印象が薄いように思えるのです。損な役回りでしたね。

 

2019年は4番のプレッシャー、周りからの批判で大山選手にとって苦しいシーズンでした。しかしキャリアハイとなる成績を残すなど、得るものも多かったです。

 

ここまで批判される筋合いはない…?

プロ野球選手は高い年俸をもらってるから、結果が出ないなら叩かれて当然という声があります。

たしかに実績十分の億プレーヤーは給料に見合った活躍をしてもらわないと困ります。

2019年に大山選手と共にクリーンナップを打った福留選手、糸井選手の年俸を見てみましょう。

福留選手は1億5000万円もらっています。糸井選手なんて4億円ももらっています。ところが大山選手の年俸はというと、3000万円です。

2019年阪神クリーンナップ年俸

3番 糸井嘉男 推定年俸4億円
4番 大山悠輔 推定年俸3000万円
5番 福留孝介 推定年俸1億5000万円

糸井選手や福留選手は、大山選手より活躍したのでしょうか。

大山選手は打点、殊勲打ともにチーム最多で “得点力” に関しては最もチームに貢献していると言えます。

糸井選手や福留選手は高い出塁率を残しましたが、打点は50打点にすら届いていません。大山選手よりチームの勝利に直結する “得点力” があったとは言い難いです。それに怪我でシーズン通して1軍に在籍したわけではありません。

大山選手は全試合出場を果たしており、開幕からシーズン終了まで、ずっと1軍登録でした。

 

なので大山選手がここまで叩かれる筋合いはないと感じます。

高給取りの選手よりも年俸3000万の大山選手だけが叩かれるっていうのが、どうも理不尽に感じます。

まだまだ年俸も低い、伸びしろのある若い選手なのに扱いが酷です。温かく見守る精神でいきましょう。

首脳陣ももっと大山選手のことを守ってあげて欲しかったですね。

 

今後への期待

2020年シーズンはひとまず、4番打者は助っ人外国人にやってもらいましょう。

大山選手はじっくり打てる打順で、打撃力に磨きをかけてもらいたいです。そこから競争に打ち勝って4番に返り咲くというのが理想ですね。

 

チーム強化

2020年シーズから打撃コーチ陣が強化されました。和田コーチ、北川コーチが阪神に加わっています。大山選手を精神面・技術面でサポートしてもらいたいところです。

 

大山選手は右打ちが気になりますね。実は長距離ヒッターではない?みたいな話も聞きます。

そんなことはないでしょう!

右にもホームランは打てます。

2019年8月10日の4番から6番へ降格した試合で、大山選手はサヨナラHRを打っています。そのときは右に打ってホームランでした。相手は広島のフランスア投手でした。アウトコースへの強烈なスピードボールを京セラドームのライトスタンドに突き刺しました。

なので右打ちでもホームランにできる力はあります。

(甲子園では浜風があるので右に打ってもなかなか入らないんですけど。)

 

でもやっぱり大山選手の最大の魅力はセンターからレフトにかけて強い打球を放つときに発揮されるでしょう。

左中間にどんどん伸びていく、放物線を描く打球はアーチストの弾道だと感じます。引っ張り気味にボールを叩けたら打球が物凄く伸びていきますよね。

大山選手の魅力はやはり長打力なので、そこを伸ばしていってもらいたいです。

2020年シーズンはこういった打撃スタイルにも注目が離せません。

 

 

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