糸原は鳥谷の下位互換? 検証してみよう【阪神タイガース】

糸原 鳥谷

皆さん糸原選手にはどういうイメージを持ってますか?

阪神のキャプテン、粘るバッティングスタイル、クリーンナップ打ってたから勝負強い、金本チルドレン、イケメン、キュート、etc…

いろんなイメージがあるかと思います。

糸原選手が持っている特徴の一つに出塁率の高さがあります。相手バッテリーから四球をもぎ取る能力が非常に高い選手です。

阪神には高い出塁率を誇り、長年ショートのポジションに君臨し続けたスーパースターがいました。鳥谷敬選手です。

糸原選手もショートを守れます。

この2人にはいくつか共通点がありそうなので検証していきます。

 

糸原健斗 プロフィール・経歴

糸原選手のプロフィール・経歴を見てみます。

~プロフィール~
島根県雲南市出身
1992年11月11日 現在27歳
身長175cm 体重81kg

オフィシャルになっている情報では身長が175cmとなっています。これは本当でしょうか。もっと小柄な印象があります。まさかサバ読んでるってことはないですよね(笑) 小柄なのでストライクゾーンが狭いことが高い四球獲得能力に繋がっているのかもしれません。

~経歴~
高校:開星高等学校
大学:明治大学
社会人:JX-ENEOS
その後ドラフト5位で阪神へ入団(2017年~)

当時監督の金本さんがドラフトで糸原選手を指名するか悩んでいたところに明治大学で一緒にプレーしたことがある高山選手が太鼓判を押したそうです。

 

糸原健斗 通算成績(2017-2019)

糸原選手の通算成績を見てみましょう。

糸原通算成績

糸原選手は大学・社会人を経てプロ入りしています。なので現在27歳ですがシーズンは3回しか経験していません。【2019年シーズンについてはコチラで解説しています】

この3シーズンのなかで特筆すべきは2018年シーズンでしょう。出塁率が素晴らしいです。後で説明しますが出塁率と打率に1割以上の開きがあります。これは優れた選球眼を持っていることを表しています。

2018年はチームが最下位となり当時監督だった金本さんが責任を取って辞めてしまいました。そんな暗いシーズンでしたが数少ない明るい話題が当時2年目の糸原選手の存在ではないでしょうか。143試合のシーズン全試合出場も果たしています。

やはり出塁率が高い選手が打線の上位1、2番を打ってくれたらチームの得点力は上がります。

 

糸原のIsoDの高さ

データを使った分析のセイバーメトリクスに選球眼の指標があります。

指標名: IsoD
読み方:アイエスオーディ
(Isolated Discipline の略)

ストライクとボールを見極める力であるところの選球眼の指標です。出塁率の高さに直結するため重要な能力と考えられています。

IsoDは以下の式で求められます。

IsoD = 出塁率-打率

IsoDが.070(7分)~.080(8分)あれば、まずまずの選球眼と評価されます。.100(1割)を超えてくると球界トップクラスの選球眼を持っている一流の出塁能力だと評価されます。2019年のIsoDセリーグトップはヤクルト山田哲人選手で0.130(1割3分)でした。IsoDが1割を超える選手は毎年数える程度しかいません。

このIsoDが間違いなく高いのが糸原選手なのです。2018年シーズンではisoDが.104で1割を超えており一流の選球眼を持っていることが分かります。

その強烈なisoDの高さがゆえに一部の野球ファンのなかでは名前をもじってiso原や磯原と呼ばれているそうです。

糸原 isoD

 

そんな糸原選手がタイプ的に誰に近いか考えたときに阪神の選手でいたんですよ。

そう、鳥谷選手です!

鳥谷選手は球界でトップクラスの選球眼を持ち主です。最高出塁率のタイトルも獲得したことがあり出塁のスペシャリストです。

糸原選手には阪神のレジェンドである鳥谷選手を目指してもらいたいということで真面目に比較してみます。

 

糸原と鳥谷 比較してみた

結論から申し上げます。

鳥谷選手がとてつもなく偉大な選手

だったということを改めて分かりました!(笑)

 

糸原選手と鳥谷選手にはいくつか共通点があります。

糸原と鳥谷の共通点
  1. 高い選球眼
  2. 連続試合出場
  3. 適正守備位置

ひとつひとつ説明してきます。

 

共通点その1 高い選球眼

2人のIsoDの高さを見てみましょう。

糸原選手(2018年シーズン)
IsoD=.104 (1割とんで4厘)
出塁率=.390

鳥谷選手(2013年シーズン)
IsoD=.120 (1割2分)
出塁率=.402

鳥谷選手通算(計16シーズン)
通算isoD=.090 (9分)
通算出塁率=.370

2人とも一流の選球眼を持っていることが分かります。鳥谷選手は阪神で過ごした16シーズン通算で.090(9分)のも高いIsoDを誇っており長年チームに貢献してきました。

糸原選手に関しては2018年シーズンに最も高い出塁率を叩き出しました。しかし2019年シーズンは出塁率が低下しています。もっと四球をもぎ取る姿が見たいものです。

両者ともにボールをバットに当てるミート力が高いので際どいコースをカットしてファールで粘ることが出来ます。さらにボールの見極めも素晴らしいので相手バッテリーからしたら嫌な存在でしょうね。

 

共通点その2 連続試合出場

糸原 連続試合出場

糸原選手は2018年~2019年の2シーズンにわたって全試合出場中です。

今後もセカンドのポジションの第一候補は糸原選手が当確でしょう。この連続試合出場がいつまで続くのか気になるところです。

鳥谷選手は1939試合(13~14シーズンにわたって)連続出場しました。

これはプロ野球歴代2位のとんでもない記録です。顔面にデットボールを受けた次の日も試合に出場するという鉄人ぶりも発揮しました。

鳥谷選手は試合に出続けるということに関してもスペシャリストです。

糸原選手は2019年シーズンは連続試合出場を果たすも秋季キャンプのときは怪我をしていました。年末のラジオ番組に出演した際に「けがのないような体をつくってやっていきたい」というふうにコメントしています。連続試合出場は意識してるのでしょう。阪神の鉄人枠を狙ってるのかもしれませんね。

 

糸原選手の連続試合出場には賛否の声があります。

毎年強烈な成績を残すような選手ならば連続試合出場はアリでしょう。今の糸原選手が突出している能力は出塁率の高さだけです。

もっともっと出塁率上げるとか守備が格段に上手くなるなど、さらにレベルの高い選手になってもらわないと連続試合出場には値しないと言われても仕方ないようには感じます。

連続試合出場にこだわる時代ではないのかもしれません。鳥谷選手のときや、もっと前だったら金本さんのときの連続試合出場とはチームへの貢献度が違います。連続試合出場にこだわるあまり、チームの縛りになるのは避けたいと感じます。

 

共通点その3 適正守備位置

糸原選手の主戦場はセカンドです。そのほかにサードやショートを守ることが出来ます。

鳥谷選手はショートの名手として長年にわたって阪神の守備を支えてきました。その後サードやセカンドにコンバートされたこともありました。

なので二人とも内野で守れるポジションが同じです。

全盛期の鳥谷選手の守備能力の高さは素晴らしかったです。ショートですがレフトに飛んだ打球をさばくほど広い守備範囲を持ち、肩も強かったです。糸原選手も守備の名手になれるように頑張ってもらいたいですね。

 

共通点にはない 鳥谷のスゴさ

鳥谷 スゴさ

選球眼の高さ、連続試合出場、守備能力以外にも鳥谷選手にはスゴイところがたくさんあります。

全盛期は毎年のようにホームランは2桁打ち、長打率も4割超えしています。

クリーンナップを務めたこともあり2010年には打点は104を記録しています。ただでさえ守るほうの負担が大きいショートなのに打つほうでは100打点以上稼ぐってチームへの貢献度はとてつもなく高いです。盗塁も毎年10個くらいは決めてます。

ストイックな練習をすることでも知られ、背中で語るタイプの選手でした。そしてイケメンでファンがとてつもなく多い、まさに阪神の顔でした。

生ける阪神のレジェンド選手です。

 

まとめ

鳥谷選手が本当に偉大だったということが再認識できました。

糸原選手はドラフト5位入団です。下位指名なのに即戦力として素晴らしい活躍をしています。明治大学卒ということで叩き上げられた根性も持っているのかもしれません。

キャプテンには2年連続で指名されています。入団3年目でキャプテンに指名されるって相当皆をまとめる力があるということでしょう。野球中継ではあまり分かりませんがキャプテンシーがあるんでしょうね。

糸原選手には鳥谷選手みたいにチームで一番の顔となる選手になってもらいたいですね。今後の糸原選手の活躍に期待しましょう。

 

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