糸原健斗 2019年シーズンの成績は? 阪神のキャプテンを務めるハートの強い男

糸原 2019

糸原選手の2019年シーズンについて振り返ります。

2019年は糸原選手にとって27歳になるプロ3年目のシーズンです。糸原選手は大学・社会人を経てからのプロ入りです。なのでまだ阪神に来てから3シーズンしか経過していません。周りが若い選手ばかりなので結構先輩に感じてしまいますがプロ歴はまだ比較的浅いのです。

糸原選手の2019年シーズンは前年の2018年比べて成績が落ちています。しかし全試合出場を果たすなど存在感は見せました。

そんな糸原選手の2019年はどういう活躍をしたのか考察していきます。

 

糸原健斗 2019年シーズン成績

糸原選手の2019年シーズンの成績は以下の通りです。

糸原 2019年成績

143試合全試合出場しています。これは2018年から続く2年連続の全試合出場です。

ホームランは2本でキャリアハイとなっています。

打率は2割6分7厘ということでもう少し伸びてもよかったとは感じます。

糸原選手の魅力はなんといっても出塁能力の高さですよね。2019年もチーム第3位の3割5分3厘の出塁率を残しました。

そして得点圏打率は3割を超えています。2019年シーズンの後半では糸原選手はクリーンナップの5番を打つことになりました。この勝負強さがあったからなのでしょうね。

 

2019年シーズン通しての成績

これが糸原選手の2019年シーズンの打撃チャートです。

糸原2019年打撃チャート

糸原選手の2019年の打撃チャートを見て分かることはシーズン通して打撃成績が安定しているということです。好不調の波がないので首脳陣としては戦力として計算しやすいでしょう。だから連続試合出場できてるのかもしれません。

2019年は打率2割6分あたりで安定しています。3割くらいで安定してくれたら文句無しなんですけどね。

糸原選手の打撃チャートがどれほど安定しているのかを知るために近本選手の打撃チャートと並べてみます。

糸原と近本の2019年比較

左が糸原選手で、右が近本選手です。

糸原選手は安定感抜群

ということが分かります。近本選手は打率の乱高下が激しい選手だと言えます。それに比べ糸原選手は調子の波が小さい選手と言えます。

 

それでは糸原選手の2019年シーズンを開幕から振り返っていきます。

開幕当初

糸原選手は前年の2018年シーズンでは主に1番を打ち出塁率.390と素晴らしい成績を残しました。なので2019年シーズンも1番か2番の上位打順で起用されると思われていました。

ところが2019年シーズンの開幕オーダー1番・2番にはルーキーの木浪選手と近本選手が入ることになります。期待のドラフト1位近本選手とオープン戦大活躍の木浪選手によって糸原選手は上位打順を奪われてしまいました。糸原選手の2019年開幕は下位打線からスタートとなります。

開幕当初、チームは貧打に苦しみます。チームの打撃の状態は全然上がりませんでした。チーム状態と同じように開幕から糸原選手の打撃状態は上がることはありませんでした。

この頃は芯で捉えた打球を打ってもセカンドやショートの真正面に飛んでアウトになるハードラックな場面が良く見られた印象があります。

 

前半戦の活躍

開幕当初は調子が上がらなかった糸原選手ですが、5月あたりから徐々に調子を上げてきます。2019年シーズンの阪神打線は4月の終わりからゴールデンウィークにかけて活性化しました。糸原選手もそのムードに乗りノッテきました。

この頃の糸原選手は2番バッターとして固定されています。1番の近本選手が打ち、2番の糸原選手がつなぐというチームの形が出来上がっています。

交流戦に入るとチーム状態が一気に悪くなります。打線のキーマンである近本選手や大山選手が不振に陥るのです。そんななかでも糸原選手は安定した成績を残し続けます。

糸原選手の交流戦期間中は打率.286、出塁率.383とハイアベレージな活躍でした。

 

後半戦の紆余曲折

後半戦に突入するとあの男がやってきます。

そうです、陽気な「セクシータイム」でおなじみのソラーテ選手の登場です。ソラーテ選手は貧打に苦しむチームを救う助っ人として後半戦から阪神に加入します。

ソラーテ選手は内野・外野どこでも守れるという触れ込みで入団してきました。はじめは阪神のウィークポイントだったショートを守りました。しかしポロリポロリのエラーばかり…。その後レフトで起用されるも不安定な守備が続きました。

そして、最終的に守ることになったポジションがセカンドでした。

これにより糸原選手は途中出場やショートでの出場を余儀なくされます。

打つほうもソラーテ選手が攻撃的な2番に入ることになり糸原選手は下位打線に回されました。

糸原選手はソラーテ選手に本来の守備位置や打順を奪われることになりました。そのせいもあってか後半戦開始から8月中旬までの糸原選手のパフォーマンスは低下しています。

ソラーテ選手は球団通算8000号目のホームランを打つなど大味な活躍はしましたが次第に打てなくなり2軍落ちします。その後、1軍に呼ばれるも「モチベーションが上がらない」と言い残し帰国してしまいました。

これで糸原選手は本来の守備位置であるセカンドに復帰します。ソラーテ選手がいなくなって一番ほっとしているのは糸原選手でしょうね。

どこでも守れるという助っ人には気をつけましょう(笑)

糸原 2019 ソラーテ

この頃クリーンナップの一角を担っていた糸井選手が怪我で離脱します。これにより糸原選手はシーズン最後までクリーンナップの5番を打つことになります。

5番起用されてからは打率も高水準で安定し続けます。だから首脳陣はシーズン最後まで糸原選手に5番を打たせ続ける判断をしたのでしょう。このシーズンに限って言えば得点圏打率も3割を越えています。

 

糸原の役割

糸原選手はシーズン前半は主に2番を打ち、シーズン後半は主にクリーンナップの5番を打ちました。なのでシーズンの前半戦と後半戦で打の役割が違いました。

2番糸原の役割:出塁
5番糸原の役割:ランナーを返す

糸原選手の起用法は2番と5番どちらがよいのでしょうか。

糸原選手は出塁に特化した選手です。なのでクリーンナップよりも上位打順での起用が良いでしょう。

5番起用が良くない理由
  1. 長打率が低い
  2. 5番を打つと四球が減る

やはりクリーンナップとして長打率が低いというのは致命的です。2019年シーズンの糸原選手の長打率は3割3分6厘と物足りません。5番には塁に溜まったランナーを一掃する力が求められます。

糸原選手の一番の特徴は四球獲得率が高いことです。しかしクリーンナップの5番を打ち始めてから明らかに四球獲得率が下がっています。

糸原 2019 四球獲得率

糸原選手は5番を打つと四球でつなぐ意識が弱くなるようです。これはクリーンナップの責任感からくるものでしょうね。ランナーを返すという意識のほうが強くなるようです。

糸原選手はチームのために打撃スタイルを変えられる選手のようですが、打席内で粘って四球をもぎ取る姿がもっとも糸原選手らしいスタイルだと感じます。

 

糸原に期待すること

糸原選手の2019年シーズンを振り返ってみて次のシーズンに期待したいことを列挙します。

  • 打率は2割8分以上

糸原選手の打撃の安定感は抜群です。シーズン通してムラがないので首脳陣としては起用しやすいでしょう。2019年は打率2割6分7厘でしたがもっと高いレベルで安定してもらいたいです。

  • 出塁率は3割8分以上

2019年の出塁率は3割5分3厘でIsoDは8分6厘でした。まだまだやれると感じます。2018年シーズンのようなIsoDが1割を超える活躍を期待します。

  • 守備の改善

阪神の二遊間は守備が悪すぎます。エラーが多いこともそうですが、セリーグでもっとも守備が悪いことが指標にも表れています。二遊間は守備の要所なので改善しないといけません。

こんな最悪な守備でもチーム防御率がセリーグ1位って阪神の投手陣は凄すぎるでしょう。野手は投手陣に迷惑かけないように守備の改善をお願いします。

  • 糸原選手には競争相手が必要

セカンドのポジションはもっと競わせたほうがいいように感じます。いまやセカンドは糸原選手のものになっていますが、糸原選手に他の選手を圧倒するまでの実力がまだあるようには感じません。なので競争させることでレベルアップを図るべきです。セカンドを守る選手では上本選手がいるでしょう。

  • 出塁能力が生きる打順起用

クリーンナップ起用では糸原選手の出塁能力は生きません。出塁能力を生かすのならば上位打順の1番か2番で起用するべきです。

おそらく次のシーズンでは近本選手が1番か2番を打つことが予想されます。近本選手は積極的打撃スタイルで早打ちです。逆に糸原選手はボール見てとにかく粘るので、相手ピッチャーに多く球数を投げさせることができます。なのでバランスが取れる存在です。

 

まとめ

糸原選手の2019年シーズンを振り返ってみましたが、ソラーテショックがあって望むような試合出場ができなかったり、糸井選手の怪我でクリーンナップを打つことになったりと様々な経験ができたシーズンだったのではないでしょうか。

糸原選手は年齢的にも若手から中堅に切り替わっていきます。キャプテンにも2年連続で指名されていますし、周りの若手を引っ張っていく存在であってほしいですね。

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